治療方法について

うつ病の治療において、最も重要なのは十分な休養をとることです。「休むことはいけないことだ」といった思い込みは捨てましょう。うつ病にかかっている人は、心も体も非常に疲れていることがよくあります。まずは十分な休養をとり、リフレッシュすることが大切です。 抗うつ剤による治療 うつ病も他の病気の治療と同様に、体の異常を治さなければなりません。医師の診察の上で処方される抗うつ剤と呼ばれる薬が治療に使用されます。信頼できる医師に相談し、処方してもらいましょう。 抗うつ剤の種類 抗うつ剤には主に5つの種類があります。うつ病の原因の一つとされているのは、神経伝達系に作用する薬です。神経伝達物質とは主にセロトニン、ノルアドレナリン系を指します。開発された順番に並べると、三環系、四環系、SSRI、SNRI、NaSSAの順です。新しいものほど抗うつ剤の副作用は少ないとされていますが、人によっては従来からある薬の方が合っている場合もあります。 抗うつ剤の副作 用 抗うつ剤の副作用について誤解されている場合があります。それは、依存性があるということです。しかし、抗うつ剤には依存性はありません。副作用として挙げられる症状は、喉の渇きや排せつ障害、胃腸障害などがあります。また、副作用についても個人差があるため、まずは医師に相談しましょう。 医師と相談しよう 「 もう治った」と自己判断で抗うつ剤の服用を中止しないようにしましょう。自己判断による服用の中断は、うつ病の治療を遅らせる原因となります。医師に相談しながら、抗うつ剤での治療に専念することが、うつ病を早期に回復させる鍵となります。