うつ病の原因

うつ病はさまざまな原因によって発症します。はっきりとした理由は未だ解明されていませんが、仕事でのストレスや人間関係のストレスなど複合的な要因で発症すると言われており、抗うつ剤を日ごろから飲んでいる人は多いです。要因をストレスの種類で分けることもできます。

精神的ストレスは、文字通り、メンタルに環境するストレスです。人間関係などで「嫌だな」と感じることはほとんどストレスだと考えてよいでしょう。精神的ストレスの場合は、考え方や性格もかなり影響します。

構造的ストレスは、体の歪みからくるストレスです。主に頭蓋骨や背骨、骨盤などが歪んでいると無意識に脳がストレスを感じてしまうのです。実際、うつ病の方には、頭蓋骨が歪んでいる人が多いと言われています。

化学的ストレスは、栄養素の摂取の仕方からくるストレスです。特定の栄養素を過剰に摂取したり、不足していたりすると脳がストレスを感じてしまいます。適量なら問題ありませんが、カフェインの過剰摂取には注意しましょう。カフェインには興奮作用があり、疲れているときに摂取すると元気が出ることもありますが、それは一時的なものなので実際には体を奮い立たせているだけで、根本的には疲労が溜まっている場合が多いのです。

また、温度、湿度によるストレスもあります。特に自律神経失調症やうつ病の方は、生活環境の温度と湿度には注意しましょう。人間には恒常性機能と呼ばれる機能がありますが、適度な温度や湿度があります。苦痛な環境を我慢せず、快適な環境で過ごすようにしましょう。

なりやすい人

うつ病は現代病だと思われがちですが、昔から存在する病気です。また、誰にでもかかる病気だということを理解しましょう。その中でも、メランコリー親和性と言われる完璧主義の人や自分に厳しい人、責任感の強い人がなりやすいとされています。

また、人間誰しもストレスを感じる生き物ですが、生真面目な人は、ストレスの解消である「遊び」すら「怠惰」だと決めつけてしまい、ストレスを溜め込んでしまう場合が多いとされています。循環気質と呼ばれる、オンとオフの差が激しい人もなりやすいと言われています。このような気質がエスカレートすると、ある時は親しみやすく穏やかですが、ある時は他人を批判したり攻撃したりしてしまう事態に発展します。躁うつ病というパターンもありますので気分の浮き沈みが激しい人は、感情のコントロールをうまくできるように注意しましょう。

辛いところ

うつ病にかかってしまうと何に対してもやる気が無く